横浜/3月29日/2021年
 このご時世にありがたくも、1月に横浜人形の家で、2月に神奈川青少年センターで、人形劇フェスティバルに参加することができました。人数制限、無観客動画配信と、バンコにとっても初めての体験となった公演でしたが、スタッフさんたちにガッチリと守られながら、充実した楽しい時間を久しぶりに過ごしました。たくさんの人たちが力を合わせて、一つの区切られた空間と時間を作り出す。とても贅沢な世界に久しぶりにひたることができて、バンコの身体と心はぶるぶるとその場に溶けていき、もとの形にもどるのが大変でした。

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クモの糸(作・芥川龍之介)

芥川龍之介の歯切れの良い文章にのって、バンコワールドが地獄と極楽を行き来する!世界名作選第2弾!       

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よだかの星(作・宮沢賢治)

「お星さま、大きな空のお星様!僕を連れて行ってください。僕は星になりたい。夢を抱いてそれを追いたいんだ。どこまでも。」

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月がきこえる

「アローアロー、こちら地球、こちら地球。そこはどこですか?」
忘れられない記憶は誰のものなんだろう?

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さなぎのとき

「この前、さなぎを見た。そう思うのは私だけなのだろうか?」
女の子のひとりごと。日常の小さな旅。

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月光の旅するカバン

三日月の夜。どこからかオルゴールの音。誰も知らない、誰にも知られなくていい、月と老婆とカバンの不思議な旅。

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旅するカバン

バンコとカバンが出会ってから、初めての旅。



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「バンコと旅するカバン」とは

 人形劇、マイム、演劇、影絵、etc...、「バンコと旅するカバン」は思いつくまま、様々な要素を取り入れながら、欲張って作っている舞台作品の大きなタイトルです。
 2008年に、バンコとカバンは出会い、それまでのそれぞれの旅から、二人旅となりました。相方になった、この古い、大きな、革製の旅行カバンは、現在の様子から想像するに、戦前、M・Hさんという方と、横浜港から白山丸という船で、フランスを始め、ヨーロッパへ旅をしたようです。
 このカバンが、どのような人との出会いや時間や道を経て、ついにバンコのところにやってきたのだろうと想像すると、胸が熱くなります。美しいイタリアのフィレンツェの夕日や、パリのセーヌのきらめきや、太平洋の大海原、子供のかけて行く足音、雨に濡れた石畳、あいさつのキスや別れの抱擁・・!!
 きっと楽しいことだけではなかったでしょう。たくさんの傷があります、怖いこと、知りたくなかったこと、汚いものにも出会ったでしょう。旅とはそういうものでしょう。
 このまま旅を終わるかもしれなかったバンコとカバン。これまでの旅とは違った世界で、いいも悪いもひっくるめて、二人で旅をして面白かったと思いたい。そんな気持ちで二人旅は始まったのです。
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